榎木孝明の今を伝える 3
「時代文化みらい機構」 代表理事 榎木孝明
こんばんは、榎木です。
先日から始まりました「榎木孝明の今を伝える」。
前回は「今、何故時代劇か」をお伝えしました。
今回は「日本人の誇り」についてお伝えします。
あなたは日本としての誇りを持っていますか?
最近ではこの様な議題にほとんど興味を持った事がない日本人が多いのかもしれません。
そんな事を考えなくても、日常生活には何の支障もきたさないからです。
しかし、オリンピックで日本人が勝てば嬉しいし、
サッカーの試合などでも、応援についつい熱くなってしまいます。
誇りを持つとは、まず歴史に触れるところから始まります。
ですが、多くの人が学生時代に読んだ歴史の教科書を何となく覚えている位ではないでしょうか。
私自身も神代の時代からの日本の成り立ちにそれ程詳しいわけではありませんが、
少なくともどの時代に誰がどの様に日本の歴史を動かしてきたかは理解しています。
映像はとても重要な伝達ツールです。
今多くの時代劇物では売れるための脚色が施され、正しい歴史とは言えません。
しかし、売れるためではなく、正しい歴史を伝えるために
本物の時代劇を作ることが出来たなら、
より多くの人に歴史に触れてもらう事が出来ると思っています。
併せて私たちの遺伝子には日本人の心が刷り込まれています。
知識も大事ですが、その感性は何よりも大切にしなければならないと思います。
表現者として、時代劇を通じてその日本人の心を演じてみたいと常々思っています。
そして、その延長上に日本人の誇りが見えてくる事を期待しています。